My favorite Three Kingdoms

三国志に特化したコラムをやりたいという思いから開設しました。演義や正史に拘らず楽しみながらやっていきます。

【連載1】社会の厳しさに直面し、三国志に傾倒する

私は1975年生まれの関西人です。

大学を卒業し、1999年4月に社会人デビューをしました。  

当時は就職氷河期と言われていた頃でしたが、

私は無難に電子機器のメーカーに内定を頂きました。

「案外、何とかなるもんだな…フッ」その時私は、社会人なんて学生の延長に過ぎないと、心の何処かで社会というものを甘く見ていたのかもしれません。

 

やがてその推測は的中したのか、入社3年で技術職から営業職に異動の為転勤になり、もともと営業肌ではない私は、営業成績の不振により1年でバッサリとリストラ。

建設業界に転身するも、試用期間内で切られたり、就職後も2度の倒産を経験。

その倒産の最中に離婚も経験。

そして2014年7月に今の会社(建設業)に就職し、現在に至ります。

 

これまでの社会人経験を振り返ってみて思う事、それは、私は今まで人の上に立った経験が殆ど無いという事です。

そのせいもあってか、私は自分が決断した事や指示をした事に対して自信が持てませんでした。(今でも沢山あります。)

20代後半から30代にかけては転勤、リストラ、離婚、倒産と続きましたが、それでもこの年齢でこのキャリアなら、今頃は係長ぐらいになっていても多分おかしくはないはず(笑)

もちろん出世だけが目標ではありませんが、いつまでもこの地位に甘んじていたくはない…

こんな私にも、そのような思いが少しずつ芽生え始めてきたのです。

 

そんな時、私は中国の歴史物語「三国志」を時折読み返します。

私は三国志が大好きです。

三国志、それは広大な大地を縦横無尽に駆け巡り、天下統一に人生の全てを賭けて挑んだ男たちの物語!

三国志には、私利私欲の為なら平気で人を裏切る者、保身の為にひたすら媚びへつらって相手に取り入ろうとする者、自分の力を試そうと一旗挙げる者、心に決めた人物には生涯忠誠を尽くす者など、様々な人物が登場し、誰しもがそれぞれの価値観に基づいて激動の時代を生き抜こうとします。

それはまるで、混迷の現代社会を生き抜いていく術を描いた物語なのです!

 

と多少大袈裟に書きましたが、三国志の学者や文学者ではないので、楽しみながらやっていこうと思います。